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2022.05.20

もしかしてADHDかもしれない

最近でこそ、発達障害という言葉が知れ渡り、ADHD(注意欠如・多動性障害)と調べれば、さまざまな状態像がすぐ検索できます。学童期であれば、発達特性のあるお子様かどうかを注意深く見てくれる支援体制がありますので、比較的小さいうちからさまざまな発達支援サービスが受けられるようになりました。しかし、年齢が高くなればなるほど、その人たちが子どもの頃には、発達障害という言葉まだ一般的でなかったので見過ごされてきました。社会人になってから「マルチタスクが苦手」「スケジュール管理ができない」「異常なほどなくし物が多い」など、もしかして自分はADHDかもしれないと思い悩まれる方がいらっしゃいます。

たとえば、以下のようなチェック項目にどこぐらい当てはまりますか?

この項目にはかなり当てはまってくると発達特性は高くなるかもしれません。しかし、そこですぐに自分は発達障害と断定しないでください。大人になっている方であれば、こういうことが12歳よりまえに顕著に表れていること、仕事場でも家でも同じような状態なのかということもとても大事なポイントになります。発達障害かどうか決めつける前に、どうやったら日常生活が楽になるのか、困りごとが少なくなるのか、その対応策を考えるのが重要です。
そのためには、丁寧に日常生活を振り返りながら、どうしてそうなのだろうかと考えていくことでいろいろ見てくることがあります。それは一人で考えるとつらくなります。是非、専門家と一緒に考えて自身の特性を理解していきましょう。

□仕事をしているとすぐに別のことを考えてしまう
□上司から話しかけられても心がどこか別の場所にあるようだ
□細部を見落としてしまうことがよくある
□整理整頓が苦手で、デスクの上はいつも資料を山積みにする
□長い文章を書いたり、見直したりすることが苦手
□なくし物をよくする
□忘れっぽい
□外的な刺激によってすぐ気が散ってしまう
□時間管理が苦手
―――
□手足がいつもソワソワしている
□不適切な場所で高い場所に昇ったり、走り回ったりする
□席についていなくてはならない場面で席を離れることが多い
□じっとしていられない
□静かに余暇を楽しむことはできない
□おしゃべりをしすぎる
□順番を待つことが困難だ
□人からの質問が終わる前に話してしまう
□他の人がしていることを妨害する

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