人間関係に疲れたと感じてしまう人は、気を使いすぎている人が多いのではないでしょうか。相手のちょっとした言動にいちいち反応してしまったり、自分の言動が相手にどう思われているのか心配になってしまったり、1つ1つに対して気を使いすぎてしまっていると人間関係に疲れやすくなってしまいます。気を使いすぎてしまうと、思っていることを言葉にできなかったり、言われたことを意識しすぎてしまったり、怯えながら行動することになってしまいどんどん悪い方向に行ってしまいます。そのような辛い状況を改善するためには、人が自分のことをどう思っているのかを考えないことです。人と関わるときの「考え方」を少し変えてみましょう。極端な言い方をしてしまえば、周りの人はそこまであなたのことを気にしていません。

あなたの言動1つ1つまでチェックしてくる人はいないので、気を使いすぎずに人と接するようにしましょう。そうすれば、人間関係に対して敏感になりすぎず、疲れてしまうことも少なくなるのではないでしょうか。

人間関係に疲れてしまう人の多くは、人に頼まれたものを断りにくい場合もあるのではないでしょうか。職場で上司や同僚から仕事を頼まれたとき、自分が担当する仕事でないのに断れないときはありませんか？
友達や知り合いから、無理なお願いをされたときも断りにくくて、しぶしぶOKしているときもありませんか？

そのような状況が続いてしまうと「何かまた無理なお願いをされるのではないか」と思ってしまい、だんだんと人と関わることが嫌になってしまいます。その結果、人間関係に疲れてしまいます。そんなときは、お願いされたことをたまに断ることも必要です。毎回断ると、人間関係が悪化してしまうのですが、すべて受け入れていても、あなた自身がストレスなどによって壊れてしまうかもしれません。気をつかうあなたにとって「断る」というのは大変ですが、ここは思いきって「どうしても時間がとれなくて…」などと言って一度断ってみましょう。断ったことで忙しさが少し減り「断ることができた」という自信にもつながります。

人間関係に疲れてしまい、誰とも関わりたくないとまで思ってしまった場合は、自分だけの時間を作って、少しリフレッシュしてみましょう。仕事をしている場合は、思い切って有給などを使って休んでしまうこともいいかもしれません。友人や知人との人間関係に疲れたときは、予定をいれず、連絡も少しの間とらないようにして、距離をおいてみましょう。好きな映画を見たり、ショッピングをしたり、趣味の時間に使って嫌になってしまった人間関係から離れて気分転換する時間がたまには必要です。嫌な人間関係のことは何も考えずに、自分の好きなことに熱中してみましょう。

また、これから自分はどうするべきか考えておくことも大切です。職場での人間関係に疲れている場合、このまま会社に居続けるのか、それとも転職するのか、これからの仕事の仕方を見直してもいいでしょう。ひとりだけで解決できそうにない場合は、会社の同僚や上司に相談することも大切です。自分の気持ちをきちんと伝えることで、問題解決に向けて協力してくれる場合もあります。

さらに、カウンセリングなどを受けて自分自身の性格を変えていくことを前向きに考える必要もあります。
もちろんすぐに変えることはできませんが、カウンセラーと相談しながら自分自身と向き合い、人間関係に疲れやすくなっている自分の性格を少しずつ変えてみまれう。職場以外でも友人やご近所などとの人間関係は続きます。場所を変えたくても変えられない場合もあるので、自分を変えていくこともゆっくり考えてみましょう。